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リベンジ!奥穂→西穂縦走!! [登山・クライミング]

今回は先月悪天候で撤退した奥穂→西穂縦走に再挑戦しました。

つっても全く同じルート(上高地から)では味気ないので、新穂高からのスタートとしました。

1日目 新穂高温泉(08:00)→白出沢出合(10:00)→穂高岳山荘キャンプ場(15:00) 2日目 穂高岳山荘キャンプサイト(7:00)→奥穂高岳(8:00)→ジャンダルム(9:00)→天狗のコル(10:30)→西穂高岳(13:00)→西穂高山荘(15:00)→新穂高温泉
[[タイムは休憩含]]

1日目の白出沢ルートはコースタイムが長く(9h)歩く人も少ないと聞いていたので不安でした。
でも以外と早く着くとの噂もあり、このルートを選択しました。
天気は予報どおり[雨]・・・[バッド(下向き矢印)]

紅葉シーズン&3連休で[駐車場]が満杯の不安がありましたが、朝7時頃着でもまだ余裕で止めることができました。
新穂高温泉到着後、予想以上の雨の降りっぷりにしばらく車内で待機。少し悩みましたが、2日目からの良くなる予報を信じて出発!

まずは右俣林道に入りました。大半の人が新穂高ロープウェイ利用なのか、ほとんど人は居なく[たらーっ(汗)]
途中、穂高平小屋は地図では避難小屋と書いてありましたが、どっちかというと民家に近い立派な小屋でした(コラッ昭○社)[たらーっ(汗)]

小屋の近くで逢った石川県から来たというオジサンと話をしながら、白出沢出合(槍と穂高の分岐)まで歩き、一人穂高方面を目指しました。分岐には何人かのパーティーがいましたが、僕以外は槍平小屋か槍ヶ岳山荘まで行くようでした。

林道を離れ、やっと本格的な登りが始まりました。天気も良くなってきて、樹林帯の木漏れ日がとても綺麗でした。
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[木漏れ日]

明日への[晴れ]に期待が大きくなり、元気になりました。

重太郎橋までは意外と早く、地図では2hの所、1時間ちょいで到着しました。夕食用の水を汲み、岩場の高巻き道を登ると2人組みのパーティと逢いました。少し話して、先に行かせてもらいました。
急登を登りきると景色が開け、荷継小屋跡らしき所に出ました。
重太郎橋から30分しかかかりませんでした。(地図では1.5h)やっぱり早く着くというウワサは本当では?
ここから大きな石のガレ場が延々と続いていました。
このあたりは紅葉が綺麗で、鑑賞しながら登ってゆきました。
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[紅葉]

途中、夫婦と逢いました。結局今日はこの2組目の夫婦が最後で後は誰にも会いませんでした[たらーっ(汗)]

ガスが多かったのですが、やがて穂高山荘が見えました。なんだ近いじゃん。と喜んだのですが、ココからが長く、なかなか小屋が近づいてきません。広い沢という地形からか、岩のガレ場だからか、なんか遠近マジックにかかったかのように小屋は近づいて来ませんでした。
結局、穂高岳山荘まではコースタイムどおり荷継小屋跡から3時間で着きました。それでも白出沢出合から5時間しかかかりませんでした。(地図では7h)やはり早く着くというウワサは本当でした[手(チョキ)]

穂高岳山荘からは涸沢・前穂高が見え、その紅葉は圧巻でした(上手く写真に収められなかったけど[たらーっ(汗)]

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[涸沢の紅葉:上手く取れてないですが[たらーっ(汗)]]

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[前穂高]

やっぱり上高地から来れば良かったかな・・と思いつつ、とりあえず悴んだ手を温めようと山荘に入ると、先月ココに来たときに逢って話をしたおばちゃんにまた会いました。単独テント泊で前回は雨の中、西穂から来たというタフな方で、お互いスグに気づきました。
少し話をして、キャンプを張りに外に出ました。
下の涸沢はやはり紅葉目当てか、すごい数のテントでしたが、ココはまだ10張程度しかなく、意外でした。
涸沢と前穂高が見えるポジションにテントを張り、少しウロウロしていたらもう夕暮れの時間になりました。
雲海に笠ヶ岳が浮かび、太陽の角度によって少しずつ色が変っていく雲や山がとても綺麗でした。こんなに綺麗な夕日を見るのは初めてでした。寒い中、気づけば1時間も鑑賞していました。
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[夕日と笠ヶ岳(右)]

山荘の裏手には明日行くジャンダルムが見えました。迫力のある雄々しい姿でした。

夜はフリースやダウンジャケットを着込み、ホッカイロを使った完全防寒体制で寝ましたが、あまりの寒さにほとんど寝ることができませんでした[あせあせ(飛び散る汗)]

次の日の朝、シュラフに潜っていて明るくなったのに気づきませんでしたが、気づいて時計を見るとジャスト日の出の時間でした。テントの入り口を開けると、目の前に赤く染まった空と雲海が飛び込んできました。雲海に浅間山が浮かんでいました。前穂高がシルエットになって迫力ある姿を見せていました。
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[朝日を浴びる前穂高]

ご来光を楽しみながら軽い朝食を済ませ、もう6時だったので、俺はのんびり組じゃないんだ」と気づき、急いで片付けを始めました。テントが凍り付いて硬かったのと、ロープを固定している石が地面に凍り付いていて、また風が強くて飛ばされそうなのとで、撤収に苦戦しましたが、今までで最速タイム(1hくらい)で撤収完了し、出発することができました[手(チョキ)]

2日目は快晴です[晴れ] あとは岩が凍ってないことを祈るのみ・・・

奥穂高岳までは前回と同じコースでしたが、今回は[晴れ]なので、北は槍ヶ岳や立山まで、南はジャンダルム、乗鞍、御岳、東は前穂高や南アルプス、富士山・・・・、西は笠ヶ岳、白山?・・・と北アルプス最高峰だけに360度の大展望が広がっていました。
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[槍ヶ岳へ続く道]

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[奥穂高山頂付近から見たジャンダルム]

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[上高地・焼岳・乗鞍・御岳]

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[笠ヶ岳]

ジャンダルムは天空に浮かぶとても迫力のある岩峰でした。
ジャンダルムに人が立っているのを見つけ、「あんなとこに人がたってるぞ」 「命知らずだねぇ」 とワイワイ話していました。ま、これから行くんですけど・・[あせあせ(飛び散る汗)]
ココから引き返す人がほとんどですが、僕はこれからが本番なので、休憩もそこそこにジャンダルムへ向けて出発しました。
馬の背というナイフリッジになった細い尾根を慎重に下り、1時間くらいでジャンダルムに到着しました。
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[ナイフリッジを下る]

ジャンダルムへは西穂側から登ると地図にありましたが、回り込むのが面倒だったので、奥穂高側から直接登りました。人が使ったザイルがあり、まあ何とか登ることができました。奥穂高山頂のギャラリーから丸見えだと思うと気が抜けなかったです。(マネしないように[たらーっ(汗)]
ジャンダルム山頂には誰もいませんでした。山頂から見ると、途中追い抜いてきた、危なっかしい足取りの奥さんを連れた夫婦が引き返して行くのが見えました。
まもなく西穂側から回りこんで登ってきた若い兄ちゃん二人組が上ってきました。丁度良かったと、写真を撮りあって、しばらく休憩しました。これから行く西穂高も見えました。
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[ジャンダルムから見た前穂高と南アルプス・富士山]

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[西穂高へ向かう]

西穂に向かう人はジャンダルムで逢った2人以外は逢いませんでしたが、西穂側から来る人は天狗のコル前後で何パーティかとすれ違いました。

天狗岳を越えたあと逆層スラブと呼ばれる箇所が在りました。ホールドがほとんど無く、滑り台じゃないかというような所でした。鎖が無いとどうやって降りるんだろうと思いました。
上から見るとそうでもないのですが、下から見ると岩がブロックのように積み重った崖で、とても人が登れるようには思えなかったです。
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[逆層スラブを登る人]

ヤセ尾根を渡り、間ノ岳赤石岳(何処か分からなかったけど[たらーっ(汗)]
を超えてやっと西穂山頂に着きました。

途中いくつかキャンプを張ったあとがありました。仕方なくビバークする人も多いのでしょう。

西穂山頂はすごい人で、みんなずっとこちらを見ていたので、恥ずかしくてちょっとペコペコしながら山頂に辿りつきました。何人かに感想とか質問に遭いながら休憩していると、間ノ岳あたりにジャンダルムで逢った二人が立っているのが見えました。無事来れそうです。[わーい(嬉しい顔)]その二人も「あんな所に人が立ってる~」と話題にされてました[あせあせ(飛び散る汗)]

新穂高ロープウェイがあるからか、ここから急に混雑した山道になりました。子連れ等、色々な人がいました。

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[途中で逢ったカワイイ雷鳥]

途中でロープウェイの最終時刻を聞き、今日下山できそうな事が解りました。明日焼岳へ行く予定でしたが、昨日寒くて寝れなかった事、焼岳への道が標高が低く、展望が効かなそうに見えたこともあり、気持ちが下山に傾いていましたが、西穂山荘のキャンプサイトが一杯なのを見てげんなりし、ロープウェイによる下山を決定しました[たらーっ(汗)]

ロープウェイはとても混んでいて、整理券を受け取って1時間半待ちと言われました[がく~(落胆した顔)]
ロープウェイからは槍ヶ岳なども遠くに見えました。
新穂高に戻る頃には暗くなってしまいました。

登山はいくら混雑する所でもこんなに人が多いことは無いので、まだ少数派の娯楽だなと感じました。
今回は日本アルプス最難関と呼ばれるルートを制覇することができました!。
天気も良く、[晴れ]には感謝しています。
感動的な夕日と朝日も見ることができ、良い旅になりました[手(チョキ)][手(チョキ)]

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