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奥多摩~奥秩父大縦走7日間! [登山・クライミング]

20090428_092132.jpg2009年度の山歩きを開始しました!
奥多摩駅を基点に、鷹ノ巣山、雲取山、飛龍山、笠取山、雁坂峠甲武信ヶ岳、国師ヶ岳、金峰山、瑞垣山を経て廻目平に下山。
という6泊7日の大縦走をしました。
今年最初の山歩きがいきなり長期縦走とハードですが、がんばって行ってまいりました。

[次項有]今回から↓の続きを読むをクリックして本文を見る形式に変更します。

今年はいつもよりちょっと山歩きスタートが早いです。なぜならば不景気でスノーボードに行くとお金がかかるからです[ふらふら]
さらにGWは16連休!(1週間前にわかった[むかっ(怒り)])。 ああ。予約も金も要らない山に行くか。。。と[あせあせ(飛び散る汗)]

急いで計画したのが、今まで全く存在に気づかなかった奥秩父の山々!
 ・北アと違って雪があんまりなさそう・・・ ←これは少し甘かったですが・・・
 ・1週間位で縦走できそうじゃないか。
・・・計画完了!←てきとう
ということで早速地図を買い、押入れから登山用品を引っ張り出しました。 

0日目
東京さ出て、奥多摩駅氷川キャンプ場で前泊。

キャンプ場誰も居なかったです[たらーっ(汗)]明日平日だからか。。。?

1日目
氷川キャンプ場→鷹巣山→雲取山→雲取山非難小屋(泊)
一日目の行程は長いので。早めに起き、奥多摩駅の傍の交番に登山届を提出していざ出発! あ。念のため。と交番のお巡りさんに鷹巣山行く道を聞きましたが、お巡りさん悩んじゃったので、まあいいや。と出発[ダッシュ(走り出すさま)]

持ってきたこの辺の地形図を頼りにアスファルトの林道を上っていきます。一応標識もあるので何とか道に迷うことはなさそうです。こんな山奥でも東京で、家があることに感心しました。途中から林道を外れたり道路に戻ったり、よく分からない分岐があったりしましたが、何とか迷わずに石尾根までたどり着きました。
途中で水根山とかを超えて鷹巣山に到着です。そこから少し降りると鷹巣山非難小屋がありました。どっかのボロい山小屋と比べるとよっぽどキレイな非難小屋でした。

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鷹巣山非難小屋

鷹巣山非難小屋を出て、高丸山やら七ツ石山を経由して雲取山に向かいました。高丸山の登りはやけに急登のうえ直登で、ぼけっとつっ立ってると後ろにひっくり返りそうでした。
高丸山からの下りは視界がよく、富士山も良く見えました。七ツ石山からは、これから登る雲取山がはっきり見えていました。

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高丸山からの下り

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七ツ石山から見た雲取山

七ツ石山から雲取山に向かう途中に奥多摩小屋がありました。あまりキレイな感じではなく、素泊まりのみのようで、「鷹ノ巣の非難小屋のほうがいいんじゃ??」と思いました(失礼)。というわけで、こちらもキレイと評判の雲取山非難小屋を目指しました。
少し下った所に水場があったので水を組み、水タンクを手にぶら下げて、雲取山非難小屋に向かいました、雲取山非難小屋はほぼ山頂にあり、僕が来たときは誰も居ませんでした。

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この小屋も噂どおり、非難小屋というには豪華な小屋でした。

結局この日は5人の人がこの小屋に泊まりました。
みんな非難小屋目的の確信犯でした[たらーっ(汗)]
20090428_04.jpg
小屋の前は鹿がいっぱい。

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甲武信ヶ岳に沈む夕日(雲取山山頂より)


2日目
雲取山非難小屋→飛龍山(大洞山)ピストン→将監小屋キャンプサイト
初めての非難小屋体験でしたが、快適でした。テントも干せたし[手(チョキ)]

20090429_050750.jpg
あさもや(?)多い朝日

今日は将監小屋までを目標にしました。昨日非難小屋に泊まった人の中で笠取小屋まで行くと言っていた人が居ましたが、初めての山域なので、ゆっくり見たかったのもあり、巻き道を使わないルートでコースタイムを見てみたら10時間超と、ちょっーと大変そうだったので、笠取小屋まではあきらめました。

・・とはいっても将監小屋までのこの日は割と巻き道ばかりのあまり展望のない一日でした。[あせあせ(飛び散る汗)]

北天のタルと呼ばれる休憩場所(?)から先の飛龍山の東側のトラバースの部分では、残雪が残っている箇所があり、気をつけて進みました。
丹波への分岐(飛龍権現?)にてサブザックに切り替え、飛龍山山頂まで往復しました。わざわざ往復した割にはとくに展望も何も無い山頂でした[あせあせ(飛び散る汗)]
飛龍山山頂から縦走ルートに戻り、少し歩くと禿岩と呼ばれる展望の良いところに着きました。縦走ルートから少し外れるけど、近いし、眺めもいいよと聞いていたので、そこでゆっくり休憩を取る事としました。

禿岩パノラマ.JPG
禿岩からこれから歩く山々を見る。甲武信ヶ岳や国師ヶ岳も見えていました[るんるん]
(クリックで大きくなります)


昨日までと違ってだいぶ暖かくなって来たみたいで、ついゆっくりしてしまいました[あせあせ(飛び散る汗)]

そこからは将監小屋まではほとんど展望のない巻き道でした。[ダッシュ(走り出すさま)]
途中、飛龍山を見返すことができる場所(岩場)があったのを覚えている位です。

15時位の良い時間に将監小屋に到着しました。ほかにテントはなく、結局この日は小屋泊まりの客も居なくて僕一人っきりでした[がく~(落胆した顔)]
ここには軽トラが入るみたいで、小屋番さんも帰っちゃいました。
今日は途中で一人にしか会ってないような・・・

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いぬ。人懐っこいです。でも人に目を光らせてるような・・・
たまにテン場に散歩にきます。


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テント場は段々畑みたいです。
展望はあまりありませんが良い雰囲気の場所です。
水場も近いし快適でした。[手(チョキ)]


3日目
将監小屋キャンプサイト→笠取山→古礼山とか→雁坂小屋キャンプサイト
今日は楽しい尾根歩きの予定[あせあせ(飛び散る汗)]

将監小屋でのんきに朝のテント干しをしていると下から上ってきたご夫婦(?)に会いました。相変わらず朝の遅いワタクシ[パンチ]
彼らは和名倉山に行くそうです。昨日禿岩から見た和名倉山はいい感じだったので、ちょっと行きたい[ハートたち(複数ハート)]と思いましたが、あまりにも縦走ルートから外れすぎるので、またの機会に・・・

将監小屋から少し上って縦走路の将監峠に戻り、山ノ神土という分岐を超え、まずは唐松尾山に上がりました。唐松尾山も特に展望がない山頂でした。[ふらふら]
誰もいないと思いましたが、山頂に朝とは別のご夫婦が居ました。今日は昨日と違って人が多い予感[わーい(嬉しい顔)]

唐松尾山から、黒えんじゅ山、笠取山へと縦走しました。

途中、折れた鹿の角を拾いました。もって帰りたかったのですが、角の芯の所に血が通っていたらしく、そこに蟻がたかっていたので止めました[バッド(下向き矢印)]

20090430_104742.jpg

拾った鹿のツノ


笠取山山頂は、展望が微妙で、狭い山頂でした。少し休んでいると、さっき唐松尾山で会った夫婦が来たので少し話した後、山梨百名山の笠取山頂に移動しました。こっちはとても展望が良く、これから下る笠取小屋方面や、これから進む燕山、古礼山、水晶山、雁坂嶺がよく見えていました。
この山頂には人が多かったです。人気があるのかな?。

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笠取山山頂(山梨百名山山頂)からの笠取小屋方面の眺め


山頂でしばらく休んだ後、急坂を下り、雁峠分岐から雁峠へ向かいました。

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雁峠手前にあった雁峠山荘。入り口のドアに「老朽化の為緊急時以外は使用しないでくださいっ」て書いてありました。[あせあせ(飛び散る汗)]
中に入るとちょい不気味で変な人がいそうな感じでした。[あせあせ(飛び散る汗)]

雁峠では大勢の高校生達が休憩していました。登山部だか何だかで、今日は笠取に登るようです。
燕山に登りだすと、また人が居なく無くなりました[あせあせ(飛び散る汗)]


20090430_125446.jpg
燕山に登る途中からみた笠取山。東から歩いてくると地味な感じでしたが、南から見るときれいな形をした山です。この写真のように西から見ると表(南)と裏(北)で雰囲気が違う感じが分かります。

燕山、古礼山、水晶山共に山頂は特に展望はよくありませんでしたが、燕山と古礼山の間の縦走路は笹が多く、展望が良い場所がたくさんあり、気分の良い道でした。
古礼山山頂の手前には展望の良いベンチもありました。
20090430_134116.jpg
快適な縦走路。

古礼山の下りからは、残雪が多くなり、落ち葉の下にある氷に滑って、思いっきりコケました。[もうやだ~(悲しい顔)]
水晶山からの下りには、雪だらけだったので、初めて軽アイゼンを装着し、慎重に下りました。
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どこが道かよく分からなくなってくる・・

なんとか雁坂小屋に到着。今日は小屋番さん不在のようで、テントは僕の他に韓国人夫婦だけでした。
他に小屋目的で着た方も3人ほどいて、利用したら後でお金を振り込めば良いようでした。
小屋の前に水場があり、量は少なめでしたが、困ることはないくらいは出ていました。
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ベンチも使えて快適なキャンプ場。
ああ。明日も出発が遅くなりそう・・・


4日目
雁坂小屋キャンプサイト→雁阪根とか→甲武信小屋キャンプサイト

今日の日程は短いっ[るんるん]
朝は誰もいないキャンプ場でゆっくり過ごすができました。あまりにゆっくりしすぎて、甲武信ヶ岳から降りてきた人が来てしまいました。さすがにこれはいかん!と出発。

とりあえず峠まではアイゼンが必要と聞き、アイゼンを装着して出発。
峠への登りは積雪が多い斜面でしたが、程なく雁坂峠に到着。
雁坂峠からは大きな谷が眼前に広がり、富士山やチラッと南アルプスも見えました。
雁坂峠パノラマ.JPG
雁坂峠からの眺め(クリックで大きくなります)


もういい時間とあって、峠には沢山の人が居ました。昨日会った高校生の一団もいました。
ここで、僕と同じく雲取山から縦走している人たちに出会いました。みんな昨日雲取→笠取小屋まで移動したらしく、ここで1日分追いつかれた感じになります。
ここで出会った若いご夫婦、単独のおっちゃん2人とは奥秩父縦走の同士(?)として仲良くなり、これから同じ道を歩くこととなりました[手(パー)]
皆さんテント装備のツワモノ揃いです[exclamation×2]

とりあえず雪はなかったのでアイゼンなしで出発しましたが、影や樹林帯では雪が多かったのでアイゼンをつけることになりました。岩場もでてきて、眺めが良いのは良いのですが、アイゼンが邪魔でちょっと大変でした[あせあせ(飛び散る汗)]
左側に富士山や南アルプス、眼下に広瀬湖を眺めながらの山歩きとなりました。
途中、北八ヶ岳とかによくある縞枯れのような場所もあり、変化に富んだ縦走路でした。

途中さっきの高校生の一団戻ってきました。聞くと国体の下見で雁坂根まで行って来たそうです。登山の国体ってなにやるんだろ?

アイゼンを外すのもめんどくさかったので破不山非難小屋まではつけっぱなしでがんばりました。
破不山非難小屋は雁峠山荘に比べて丈夫そうでしたが、中は少し陰気くさい感じでした。
とはいっても小屋が建っている場所は視界が開けた気持ちの良い場所でした。
少し遠くに水場もあるみたいです。

非難小屋から少し(?)登ると岩場の好展望地(サイの河原?)にでました。ここでまた少し休憩を取りました。

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サイの河原?にて。撮ってもらいました[手(チョキ)]

ここから上は雪が多かったように記憶しています。急登だったり緩い快適な道だったり。
シャクナゲの枝が邪魔で歩きにくい所が多かったです。
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積雪はこんなもん(木賊山山頂にて)


木賊山山頂から少し下ったところに眺めの良い場所がありました。
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左が甲武信ヶ岳です。右は三宝山かな。

ここから甲武信小屋は直ぐに着きました。
甲武信小屋は木賊山と甲武信ヶ岳の間のタルの所にありました。

テントの受付をしたら小屋番さん(ここではトクちゃんと呼ばれてるらしい)にお茶を一杯ご馳走になりました[手(チョキ)]。好印象の小屋番さんです。

20090501_150216.jpg
で、初めての雪上テント。寒そう[がく~(落胆した顔)]
平らな場所は少なかったですが、スコップで掘るのもめんどくさっかったので、テキトーに踏み潰して整地しました[あせあせ(飛び散る汗)]。普通のペグしか持っていないのですが、何とか設営完了。

後は小屋に水を分けて(1ℓ50円)もらいに行くついでに、小屋の薪ストーブで小屋番さんや今日知り合った夫婦などとの会話を楽しみました。夫婦においしい焼酎も分けてもらって、いい時間が過ごせました[手(チョキ)]
いい加減長居しすぎて、小屋番さんに「お前は早よメシ作って来い!」と追い出されたので[あせあせ(飛び散る汗)]外で簡単に夕食をすませて、小屋番さんに教えてもらったヘリポートに向かいました。
雪でドコがヘリポートだかよく分かりませんでしたが、

20090501_181734.jpg
なかなか良い夕日を独り占めすることができました。


5日目
甲武信小屋キャンプサイト→甲武信ヶ岳→国師ヶ岳→北奥千丈岳(ピストン)→大弛小屋キャンプサイト

寒くて寝れねぇ[雪][雪][雪][むかっ(怒り)]

悶々とした一夜でしたが、朝なので仕方なく行動開始。
テントを干しながら、朝食をテントが近くだった若いお兄さん2人と一緒に取りました。彼らのうち一人はテントの外に出しておいたアイゼンが盗まれたそうです。[がく~(落胆した顔)] 気軽に物をデポしたりする山では少しショックな話を聞いてしまいました[バッド(下向き矢印)]

登り始めて程なく甲武信ヶ岳の山頂に着きました。歩いてきた東側は木が邪魔で何も見えませんでしたが、それ以外は展望の良い山頂でした。これから歩いていく稜線、国師や金峰山が大きく見え、八ヶ岳や南アルプスも近づいてきました。
アイゼンを取られたお兄さん達に「気をつけて」と言って別れ、国師ヶ岳を目指しました。
ここから先は昨日以上の積雪と道迷いが心配されます。
甲武信ヶ岳の山頂から一気に下ると、直ぐに千曲川源流への分岐に着きました。
ココから国師まではほとんど樹林帯で、あまり展望はありませんでした。
名前からして期待していた富士見というピークも、全く樹林帯の中でした。 どこが「富士見」じゃ[むかっ(怒り)]

途中の両門ノ頭という岩場のみ展望が良く、雪も少なかったので、ゆっくり休憩を取ることができました。
あとは延々と樹林帯の雪の上を歩きました。気温があがるにつれ、太ももまで踏み抜くこともあって歩きにくかったです。
急坂では軽アイゼンが効かず、油断して大ゴケをくらいました[もうやだ~(悲しい顔)]

最後の国師への登りは、雪が深いわ、木の枝が邪魔で歩きにくいわで大変でした。顔や腕が小キズだらけ[あせあせ(飛び散る汗)]
国師の山頂付近で若い男の子とすれ違いました。彼は山頂から天狗尾根の方に迷い込んでしまったと言っていました。こんな時間から甲武信に向かうとあって心配でした(小屋泊っぽいし)。
国師ヶ岳の山頂は南半分の展望が良く、静かでゆっくりすることができました。その後、奥秩父では最高峰の北奥千丈岳にも登りました。雲取山からココまでの今まで歩いてきた山々が良く見えて、反対側には金峰山も良く見える、大パノラマでした[手(チョキ)]
北奥千丈パノラマ 1.JPG
北奥千丈岳からのパノラマ(クリックで大きくなります)


大弛峠までは直ぐそこなので、今日最後の展望をゆっくり楽しむ事ができました。こんな良い場所に自分一人なんて信じられませんでした。

大弛峠までは踏み跡を辿っていったら妙に下るのでおかしいなと思ったら道を間違えてしまいました。急いで稜線まで引き返し、少し戻って前国師に寄った後、大弛峠に向かいました。前国師からは木の階段があり、アイゼンであまり穴を開けないよう気を使いながら下りました。この辺は夢の庭園と呼ばれているそうです。
結局、甲武信ヶ岳を出て以来、今日は2人にしか会いませんでした。


キャンプ地は雪の上で、それは懲り懲りだったので駐車場にキャンプを張りました。(大弛峠は夏は車でこれます)
水はあまり出ていなくて、柄杓ですくって入れるものでした。
昨日出会った若いご夫婦、単独のおっちゃん2人はとっくに休んでいました。

この日は逆(金峰山)から歩いてきた彼らの友人達とも話をしたり、割とにぎやかな日でした。[わーい(嬉しい顔)]


6日目
大地小屋キャンプサイト→金峰山→富士見平キャンプサイト(設営)→瑞垣山(ピストン)

今日はテントがあまり濡れなくて早く出発できそうでしたが、結局微妙な時間に出発[たらーっ(汗)]
天気が薄曇りで、明日の天気が心配でしたが、予定通り下山は明日としました。

展望の良い大ナギ(?)や朝日岳を超え、金峰山山頂にはそんなに時間がかからないように感じました。
相変わらず積雪が多かったですが、木の枝は少なく、昨日よりは歩きやすかったと思います。
金峰山山頂近くでは木がほとんど無く、一面の雪原の様でした。富士山が美しく見えました。
山頂からは八ヶ岳が大きく見え、浅間山も見えました。長い距離を歩いてきた実感がわきました。

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今回の縦走最後の瑞垣山は下の方にに見えました。(奥は八ヶ岳。中央が瑞垣山)

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遠くからずっと見えていた金峰山のシンボルの五条石
↑の五条石では調子の良いお兄さん2人組が「登ったら取ってあげますよ」と言ってくれたので、新手のカメラ泥棒か?と疑うのはよして、

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撮ってもらいました。[ダッシュ(走り出すさま)]

金峰山山頂からは急に人がどっと増えて、北斜面のトラバース道では団体とのすれ違いが怖かったです[がく~(落胆した顔)]
大日岩まではアイゼンが必要と聞き、アイゼンはそこで外しました。大日岩で明日の八丁平行きのルートがあることを確認し、大日小屋の所にキャンプを張る事にしました(富士見平と迷っていたのです)。少し下ると大日小屋に着きました。ココまで来ると雪は全く無くなりました。
ココは小屋番さんは留守のようで、歩いている人の多さの割りに天場も空いていました[手(チョキ)]
水も豊富にありました。

急いでテントを張った後、サブザックに切り替え、瑞垣山を目指しました。
重い荷物から開放され、飛ぶように富士見平まで下りました。
富士見平は沢山のテントが張られて混雑していました。大日にして良かったかな[手(チョキ)]

瑞垣山への登りは岩場で険しい感でした。雪は無いので楽ですが[るんるん]
山頂直下の最後の北斜面では道が完全に氷化し、アイゼン無しでは危険な状態でした。この状況は何日か前に聞いてきたので、アイゼンを持ってきて良かったなと思いました。
結局大日からCT半分ちょっとの時間でココまでこれてしまいました。空荷最高[exclamation]

瑞垣山山頂ではナント、雲取山非難小屋で一緒だったおっちゃんに再会しました[exclamation×2] 彼はあの後山を降りて今度は子供を連れてココに来たそうです。なんというミラクルでしょう[exclamation]

山頂からは眼前に八ヶ岳、さっきまで居た金峰山、南アルプスなどが良く見えました。

20090503_151828.jpg
山頂近くの鋸岩が凄い迫力でした。これに登る人もいるのでしょうか。
山頂で若いカップルにリンゴを丸ごとご馳走になりました[手(チョキ)]
縦走路最後の山頂が名残惜しくて、長居してしまいましたが、もう遅い時間になったので、大日小屋に戻りました。夜も暖かく、ゆっくり過ごすことができました。


7日目
大日小屋キャンプサイト→八丁平→廻り目平→川端下バス停

いよいよ最終日です。心配していた天気も十分もちそうな感じです。
今日は下るだけですが、おそらく人に会う事の無い難路を通るため、いつも通り8時ごろには出発しました。
朝、雲取山と瑞垣山で会ったおっちゃんにまた会いました[あせあせ(飛び散る汗)] 朝の挨拶は「よく逢いますねぇ[黒ハート]今日は金峰山に行くようです。大日岩まで登った後、おっちゃん達と別れ、進路を北にとり、八丁平(小川山方面)を目指しました。
この道は初めの大日岩の東側を巻くように歩くところが最も危険でした。急斜面で道が氷化していて、踏み後もほとんど無く、目印も無いのでどっちへ行ってよいか分からないし、一時は引き返そうかとも考えました。しかし、巻き道が終わると、目印もあるしっかりした道になりました。
八丁平の分岐では、小川山方面の標識しかなく、廻り目平に行けるか不安でしたが、古い標識が廻り目平を指していたので、進んでみることにしました。
道は、難路の割には歩きやすい道でした。雪も徐々に少なくなり、金峰小屋へ行く道との分岐でアイゼンを外しました。
そこから廻り目平へは車も入れそうな広い道で、何人かの金峰山小屋を目指す登山者とすれ違いました。

廻り目平に着くと凄い人と車でした。キャンプをする人や、クライミングを楽しむ人たちでごった返していました。
廻り目平からは車道をひたすら歩き、バス停を目指しました。途中、農場のお姉さんに「のってきます?」と言われ軽トラの荷台に乗っかってバス停まで送ってもらえました[るんるん]

この日の夕方は少し雨が降りました。ギリギリで降りてきたとになります。なんて天気に恵まれた山行だったのでしょう[手(チョキ)]
最初は荷物が重くてどうなることかと思いましたが。がんばって無事旅を終えることができてよかったです。[手(チョキ)][手(チョキ)][手(チョキ)]


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コメント 3

¥乃助

 文中に出てくる若くはないけど、若い夫婦の夫のほうです。
 その節はどうも。天候に恵まれて、良い山行だったと思います。私自身は3日以上の縦走は2年ぶり3回目といった具合で、5日間でもうへとへとでしたが、7日間はお疲れさまでした。しかも、暑かったり、残雪ありだったり、コンディションが全く異なる中での縦走ですから、夏とは違いますね。
 またどこかでご一緒しましょう。
by ¥乃助 (2009-05-14 23:20) 

まきくま

文中に出てくる若くはないけど若い夫婦の友達@逆コースです。こんばんは。
¥乃助さんにブログ教えていただきました。
やっぱ、若いっていいなあ。。。。
と、しみじみ思いました。あの日も大弛からみずがきまで軽々いっちゃったんですねー。私なんて、みずがきなしでも、もうくたくただったのにぃ。
それから、やっぱ、将監のテン場は泊まってみたかったなあ、と思いました。犬もとっても魅力的。きっと小屋番さんの替わりに見回りしてるんだろうな。
またどこかの山でご一緒できますように!

by まきくま (2009-05-14 23:48) 

KAZU

>¥乃助さん
いやいや。山では若い方だと思いますよ。
道中どうも色々お世話になりました。
私も山を歩くの自体、半年ぶりだったので参りましたよ。初日は。
でも2~3日するとだんだん楽しくなってきましたよ。
この時期に山を歩くのは初めてだったので、色々なコンディションの中、目標どおり歩き通すのは良い経験になりました。
こちらこそ。どこかでお会いしましょう!


>まきくま さん
こんにちは。コメントありがとうございます。
僕が下山した日の晩から雨が降り始めました。大丈夫かな?と思っていましたが、ご無事だったみたいで良かったです。
それにしても、元気な感じで、二人旅。楽しそうでいいな、と思いました。
それから、将監の犬、たまにテン場にやってきては地面に体をスリスリして遊んで(?)いました。
僕がテントから出てきて「なにやってんの?」の見ると、恥ずかしそうに去っていきました。シブいけど、どこかお茶目な犬です。テン場もいい所なのでゼヒ!
またお会いしましょう!。
by KAZU (2009-05-16 16:52) 

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